地面から湯気

地面から湯気
2月14日の朝

全国で驚くほど気温が上昇した先週末は、この地域でも十数℃に届くあたたかさになった。その2月14日の朝、予報通りあたたかいなと思いながら家を出たら外は霧だった。御代田町から佐久方面に少し進むと霧が減って、実際の空模様では、雲のなかにわりと晴れ間があると分かった。そして、佐久市に入ったあたりで、初めて見るまぶしい風景に突っ込んだ。あたり一面に地面から上がる湯気、あるいはできたての霧。

普段見る霧の風景は全体に薄暗い。でもこのときは、地上から1〜2mくらいの高さだけに霧がただよって、そこに雲の晴れ間から強い朝日が差し、視界が強く白く光っていた。舞台のスモークが畑も家も関係なく見渡すかぎりひろがって、そこに強い照明をあてているような状態。ただそれだけの話ですが、とにかく視界が広いので、地球上の水分とそこに降り注ぐ太陽光を実感する、なかなか壮大な光景でした。

天然スモーク
天然のスモークというか。