町のスケール感

庭のイチゴ
佐久の両親の家の庭でイチゴが採れ始めた。一部は虫に先を越されてます。

先週の金曜、食料品の買い足しをしようとスーパーへ向かった。

途中の空き地に「御代田北小臨時駐車場」という真新しい看板が立っていて、おや?と思いながらその先のスーパーに入ると、平日の同じ時間帯ではあまり見ない車と人の多さ。

 

その理由は売り場を回り始めてすぐに分かった。翌土曜が、町内の小学校の運動会なのだ。各コーナーに「運動会のお弁当に!」というおすすめ表示があり、子供や孫を連れた人たちがはりきって品選びをしている。レジ近くでは、「あっあとはお菓子だ!」とカートを方向転換するお母さんに「お菓子お菓子!」と言いながらついていく小学生の姉弟。

はでな昆虫
畑の近くの林で、エジプト?みたいな鮮やか柄の昆虫を発見。サイケなドクロ柄に見えなくもないです。

私の育った埼玉の郊外住宅地は、大半が核家族で、保護者は子供の出番にばらばらと校庭に集まり(ほとんど立ち見)、運動会のお弁当は教室に入って生徒だけで食べていたので、こういう雰囲気は知らなかった。富士宮の現場に通っている時に遭遇して初めて知ったのだが、小学校の運動会はおじいちゃんおばあちゃん含め家族みんなでお弁当を持って出かけて、昼休みはみんなで校庭に座ってご馳走を食べるらしいですね。しかも車社会だから家族の分だけ車も集まる。そりゃお祭り騒ぎにもなるでしょう。

天井断熱材
進行中の住宅の現場にて。天井の断熱、100mmのグラスウールを2枚重ね。縦横交互に、大工さんがうんうん言いながら入れてくださってます。

土曜当日には、現場監督から電話での問い合わせがあり、その際に「すみません俺きょうは運動会で現場にいなくて外なんですけど」とことわりがあり、「そのようですね」と返事をした。小学生に関係のない私も運動会の高揚感は前日からしっかり共有しております。そんなところに、こじんまりした町ならではのスケール感を感じてほっこりしている。

気密シート
さらに気密シート。東京ではコスト面から却下され続けてきましたが、さすが寒冷地、コストが厳しいなか工務店さんが自主的に仕様に組み込んでくれました。