夏の日常

ヤマユリ
朝のヤマユリ。右上に、やさしさのあらわれ、麻紐の支えが見えております。

今年もヤマユリの季節に入っている。

以前にも触れたが御代田町の町花だ。夜の闇のなかの強い芳香に気づいて、朝になって家の周りを気をつけて見てみると、あちらこちらで大きな花をつけていた。

花がつくと重さで倒れてしまうので、うちのアパートの大家さんはあちこちのヤマユリに紐をつけて支えてやっている。

花が咲くと自重で倒れてしまうって、生き物としてどうなのか、、と大家さんに言ってみたら、ヤマユリと言っているけれど「岩百合」とも言う種類で、山の斜面や崖の岩場から垂れ下がるように咲くからこういうバランスで良いのだと教えてくれた。あちこちに咲いているのは植えたんですか?と尋ねたら、種が飛んで勝手に増えたのだということで、球根だけかと思っていたヤマユリに種があるのも初めて知った。それで突拍子もないところ(ご近所の家の外流しの脇に盛大に咲いてます)に派手に咲いたりしてるんだなと納得。ただ、大家さんは自分の喫茶店の周りの林には採取した種をまいて歩いているそうで、何年か経つともっと花が増えるかもしれない。

ラフォーレのメニュー
不肖わたくしが製作いたしましたメニュー表。学生の頃、ヘタウマなテイストがいいよね!と言われたなあ。。。永遠の素人感。

その喫茶店、林の緑に囲まれて、餌台に来る小鳥やリスを眺めながら、普段は美味しいサイフォンコーヒー一品だけ、コーヒー飲めない子供が来たら水をどうぞ、という渋いお店なのだが、夏のブルーベリーの季節だけ(同じ敷地内でブルーベリー摘みもやっていらっしゃいます)メニューを増やすのでメニュー表を作ってくれないかと頼まれたのが去年の夏の終わりだった。

今年の夏に間に合えば良いというので、先日ようやくお届けした。最初はパソコンでかっちりやろうと思ったけれどなんだか雰囲気に合うものができず(というのは言い訳かも)、試行錯誤の末、手作り感があふれまくりのメニューになりました。よろしかったら夏季限定メニューのいただけるうちにお立ち寄りください。

風穴
氷区の風穴の底から石積みを見上げる。

同じく最近のこと、昨年の秋に清掃活動に参加した小諸市の氷区の風穴を再度見学させてもらった。

日向に立っていると服越しに焼けていくのがわかるような猛暑の日、外は33度、風穴の入り口までくると20度くらい、降りる途中でさらに10度下がり、最下段まで石段を降りると気温計は0度を示していた。石を積んだだけで、かつての屋根はほぼ無くなっていて、断熱もしていないのに、山の中の岩に蓄えられた冷気が吹き出して温度を下げている。話では何度も聞いていたけれど、実際に真夏に体感するとやはりびっくりする。人の暮らしと自然との境目にはおもしろいものがいっぱいあります。

お弁当
1日ががりの講習のお昼休み、屋外の芝生広場にて。むかしから試験なんかの準備でお昼に何を持っていくかをまず考えるタイプ。