団地と講習

鳥の巣団地
鳥の巣団地

普段通らないバイパスを車で走っていたら、団地を発見。

とても背の高い木の上のほうに、もじゃもじゃした鳥の巣がいくつも並んでいる。冬なので、卵を抱えている鳥がいるわけでもなく、何の鳥の巣かはよく分からない。

以前に別の場所でサギの巣の集まりを見たことがあるので、これもサギかもしれないし、近くにカラスが飛んでいたので、カラスかもしれない。

いずれにしても風が吹いたらご近所みんなでゆらゆらするんでしょうねーと思いつつ、落葉しているうちしか見られない光景なので、写真を撮る。

佐久平のバイパス道路と鳥の巣団地
佐久平のバイパス道路と鳥の巣団地

バイパスを走っていった用事は、講習会の申し込みだった。省エネや環境性能評価関連で、今年に入りすでに3つめの講習。1月に受けた講習で2月の講習の案内を受け、その2月の講習で3月の講習の案内を受けるという講習会スパイラル。2020年にすべての新築の省エネ義務化だそうで、それに向けたいろいろの動き(ざっくり言いすぎだけど)の影響がこの身に及んでいる。

2008年出版
「そういうわけで、池田さんと二人で、ブツブツいうしかないのである。」養老孟司あとがきより。2008年出版。
省エネ講習テキスト
1月と2月の講習で配られたテキスト

先日、ふと図書館で普段あまり読まないジャンルの本を借りて読んだ。数年前の出版で、ややムラのある論調が気になりながらも、CO2削減クレジットのビジネスを喫緊の環境対策と混同し、多額の予算をつぎ込んでいる日本の環境政策への問題提起がなされていて、この冬の自分になかなかタイムリーな内容でした。CO2排出量を核にした制度設定の流れ、多額の予算の一部が使われているであろう各種テキスト発行や講習会運営(とはいえ自腹もだいぶ痛めております)。。。

もちろん有限の資源をなるべく大切に使って、自然エネルギーをなるべく上手に利用し、環境負荷をなるべく減らすのはつねに意識するところ。感覚でやって来たことを、数値化されたデータで確認できるのが有効で興味深いし、昨今の研究の成果が反映された技術面の知識を得ることもできるしで、講習には前向きに参加しているのですが、一方で政策の波に翻弄されていることも自覚して、冷静に情報を得て、自分の感覚にもとづいて利用していければいいなと思ったり。しています。難しいけれど。