小満祭と蔵開放

酒蔵の中。とうてい飲みきれない量のお酒がタンクの中に。
酒蔵の中。とうてい飲みきれない量のお酒がタンクの中に。

先月の下旬、お祭りにあわせて酒蔵の蔵開放があるというので出かけてみた。

お祭りは臼田の小満祭。お祭りの成り立ちについてはまったく知識がないまま出かけたので、お寺なのか神社なのかもさだかでなかったが、キツネのお面を付けた和装の集団が賽銭箱を持って移動していたので、お稲荷さん関連だろうか。
古い商店街を中心に、農村医療で有名な佐久総合病院もにぎやかに病院祭りを繰り広げていて、露天も多く並び、予想をはるかに上回るにぎわい。ちょうど良い気候の昼間のお祭りで、遊びに出かけやすいのかもしれない。

ミニSL
酒蔵の前の道路ではミニSL
古い歯科医院
渋い!とても古そうな歯科医院の建物。歩行者天国のおかげでじっくり眺められます。

酒蔵は、商店街の中にたつ橘倉酒造。酒蔵が特に多い佐久市近辺では、新酒の時期にあちこちで蔵開きがあって、お酒好きにはたまらないようだが、今回はお祭りにあわせたイベントらしい。そういえば「橘」はキツネに関係があるとかないとか、「陰陽師」(マンガ)にかいてあったようなないような。

橘倉本蔵
端正な瓦屋根

瓦葺き木造の古い建物を使いつづけている酒蔵で、なんとも良い雰囲気だ。良い菌がいっぱい住んでいそう。並ぶタンクのラベルを見る と昭和26年。大事な仕込み水を味見させてもらったり、同行の母が瓜の粕漬け摘め放題に挑むのを眺めたり、お酒のできる場所を見学したり、、蔵開きに来て 試飲しないなんて、酒飲みからすると言語道断でしょうが、お祭りの雰囲気とともに十分楽しみました。

度肝を抜かれるサイズの粕漬け容器。この蔵は酒粕もおいしくて人気だそうです。
度肝を抜かれるサイズの粕漬け容器。この蔵は酒粕もおいしくて人気だそうです。
これまた渋い!昭和26年製の琺瑯タンク
これまた渋い!昭和26年製の琺瑯タンク

このスノコの下に、冒頭のタンクの並ぶ空間があります。ここから中を混ぜるらしい。
このスノコの下に、冒頭のタンクの並ぶ空間があります。ここから中を混ぜるらしい。