いろいろ実りつつある季節と、風邪の反省

そばの花
そばの花が満開です

ここのところ、そば畑が花ざかりだ。

そばの畑は畝もあまり明瞭でなくて、遠目には草ぼうぼうの空き地なのか作物なのか分からない雰囲気なので、一面に細かい花が白く咲いてはじめて、ここもそば畑だったんだ、と気づく感じ。いや、芽生え後の丈が低い時期に、畑一面の茎の赤さが目立つ時期があって、そのときにも、ここそば畑なんだ、と思っていたから、花が咲いて再び思い出すというのが正確なところかもしれない。蕎麦好きが見たら、新そばの季節を思って興奮しちゃう風景なのだろうか。いずれにせよ、細かいボリュームが集まった植物を好むほうなので、道沿いにそば畑があると見とれてしまう。

細かいボリュームが集まると言えば、萩も大好きなのだが、今年は8月のうちから早々に咲き始めて、今はもう半分終わっている。

萩の花は盛りを過ぎました
佐久の両親の家でも、萩の花は盛りを過ぎました

5の付く日にブログを更新するという自分ルールを決めている。が、ずれがちだ。日曜だしとかお盆休みだとか自分で自分に言い訳しながら飛ばしたり遅らせたりしている。

今回は9月5日の更新を風邪で見送った。夏の終わりは空気が乾燥してくるので喉に気をつけましょう、とヨガのレッスンでいわれるそばから軽く風邪気味になり、しょぼい風邪だからとだましだまし用事をこなしたり東京に出張したりしていたら、鼻水と咳がひどくなり、本当にひさしぶりに39℃近い熱を出してモニターを見るのもつらくなってしまった。

あとから思えば、ひき始めのすごく眠い時期に好きなだけ寝て治してしまえば影響も小さかったはず。その時期は火急の用件もなかったし、自営業だからだれの関知するところでもないのだが、何となく熱もないのに平日の昼間に寝ることに罪悪感をおぼえて、机に座って効率の悪い作業をしていた。そのあげく風邪が本格化して、むしろ作業ができなくなった。季節の変わり目に体が休養を欲していたんだなと反省。

高速バスの車窓から見る佐久平のぽこぽこ
高速バスの車窓から見る佐久平のぽこぽこ(画面下あたり)

東京に出張するのに高速バスを使うと、普段見なれない高い視点から佐久平を見下ろすことになる。今回の行き帰りでは、シートをかぶった果樹らしきものがぽこぽこと見えて面白かったので、窓ガラス越しに写真を撮った。桃はもうほぼ終わっていて、リンゴはこういうシートはかぶっていないし、ぶどうは棚になっているので、たぶんプルーンだろう。実際、さっき農産物直売所に寄ってみたら、プルーンが山盛り出荷されていた。
東京も行くと楽しいのだけれど、帰り道に最後のトンネルを抜けて佐久平の広い空が見えた時と、御代田で車を降りて樹木の香りの混ざる空気を吸った時は、帰って来られて良かった、、、と毎回思います。

浅間山と刈り入れの近い稲
浅間山と刈り入れの近い稲

ついこのあいだ穂が出て花が咲いたばかりだと思っていたけれど、田んぼもすっかり黄色。プルーンに続いてリンゴやぶどうが並び始めた。いまはまだそれぞれ1、2種類だけど、もう少しすればいろいろな品種のリンゴやぶどうが並ぶようになって、あちらこちらで田んぼの稲刈りも始まるはず。風邪をしっかり治して秋からの仕事と寒い季節にそなえたいと思います。

ナイアガラ
直売所にでナイアガラ1パック250円。家の中が良い香りになります