一方で、夏からずっと迷っている日本のバンドの1枚のほうは、組み合わせるもう1点が現れないせいか、未だに決断できず検討リストに入ったままだ。
先月借りた2冊は、『家守綺譚』という小説と、もう一冊は同じ作家のエッセイをなんとなく字面の雰囲気で選んだ。以前に人に勧められたまま、中身を全く知らずに借りた小説のほうは、水辺の家を中心に、水の匂いが立ち込めるような物語。エッセイのほうはタイトル通り、作家が趣味のカヌーをしながら水辺で体験する情景や思索の叙述。なんとなく選んだ割に、一人の作家の頭の中のリアルとフィクションが交錯するような、それぞれの情景が一層色濃くなるような、我ながら上出来の「なんとなく」だった。
CD2点のほうも、届いた夜に早速1枚を聴いて盛り上がりつつ、合間にもう1枚のジャケットを眺めてわくわくしたり、また元の1枚に戻ったりする嬉しさは、両手にお菓子をにぎった子供と変わらないかもしれない。
昨日の日曜は、じわじわと風邪気に侵食され、家で寒がりながら昼食の準備を考えるのが辛くなってきたので、外食ランチでの栄養補給→軽井沢のトンボの湯で温泉&サウナのショック療法という2本立てに挑戦。これもまた、どちらか一つだと億劫だったが、ランチと温泉という2本立てを思いついたので、重い腰が上がったのだった。ランチ場所のRTearoomは、ルイボスティー屋さんのカフェ。ここでルイボスティーをたっぷり飲みつつ「もらい薪ストーブ」をして温まり、切らしていたルイボスティー茶葉を仕入れ、さらに温泉へ回って温まり、夜は早々に就寝したら、いつになく朝までほかほか、、、だったのですが、残念ながら頭痛ががつんと残っているので、仕入れたルイボスティーなどがぶ飲みしつつ、引き続き養生します。