お盆を過ぎたが、御代田でも最高気温33度とか34度とかの予報が続いている。
それでも、7月の30度超えとは体感がだいぶ異なり、日陰なら過ごしやすいと思えたり、エアコン未設置の自宅で、夜も寝室で扇風機をまわさずとも暑くなく寝られたり、やはり8月の第二週くらいから何かが違う。
7月の猛暑のときは、朝になるべく窓もブラインドも開けて、外の涼しい空気を室内に入れて室温を下げ、室温を外気温が上回る少し前に、ブラインドとカーテン類を閉じて完全に日陰にする「ドラキュラ作戦」を取り、さらにむっと熱い外気が室内に入ると室温が上がるので、窓もぴたりと閉じるようにしたが、そうすると室内の空気がまったく動かず、16時くらいに息苦しくなることがわかり、おそるおそる少しだけ窓は開けておくと、西日で膨れ上がった室内の不快さが少しずつ外に吐き出される感じがある。そして日が落ちて外の温度が落ちてくるときにまた窓を大きく開けはなす。これが今年の最適解だろうと思われた。
そんなころに、4月末に竣工した住宅の奥様と話す機会があり、「あのおうち、暑いんです〜1日冷房をつけていて。日当たりもいいし、断熱もいいからだよ、と家族と話している」とのこと。内心、せっかくの新しいお住まいでそれはまずい、と慌て、たしかに日射の環境が良いお宅なので、朝にまず涼しい空気にしっかり入れ替えて、日中はブラインドで日差しを遮って、窓から外気を入れるのも抑えめにしてみてください、とお伝えした。
次にお会いすると、「やってみたら午後に入るまで冷房なしで過ごせてます!」とのことで一安心。
断熱性能は、いまの温度を維持してくれるものなので、冬の暖房もしかりですが、いったん室温を調節してからの、が大事なようです。家電があって家族が何人もいる住宅、夜の間にも知らず知らずに室内で発生した熱がたまっていく。ほんの1層のブラインドやカーテンも、風を遮るので、朝になってそれも含めて開け放って風を通すかどうかで、室温の下がり具合も違う実感がある。朝に気温がある程度下がる地域だからこそでもあるけれど。
それでも数年前までは、御代田で夜に窓を開けて寝ると風邪をひきますよね〜なんて話していたのに、今年はほぼずっと夜もどこかしら窓を開けている。やはり年々暑くなっているらしい。
まあそんなふうに外の気温をにらみつつ窓やブラインドを開けたり閉めたりしていた7月もすぎ、お盆前からもう少し気を緩めて過ごしている。エアコン未設置の我が家では他に選択肢もないのだが、必要なときにはエアコンなど使いつつ、気候のと自分の体調の変化に敏感に夏と付き合っていきたいものです。